奥穂高岳(3,190m)・前穂高岳(3,090m)




2011年9月23日(金)~24日(土)、北アルプス最高峰の奥穂高岳と前穂高岳に登りました。

あかんだな駐車場からの上高地行きのパスは超満員、「秋分の日」を含んでの三連休となり上高地へ向かう人が沢山いてました。

登山する人も多くバスの荷物置き場に置けない人は膝の上に乗せます。

金曜日は朝から曇っていましたが土曜日は雲ひとつ無い快晴でした。

涸沢カールの紅葉には少し時期が早かったみたいです。

奥穂高岳の山頂からは360度の大絶景、素晴らしい展望です。

苦労して登ってきた疲れも吹っ飛び、北アルプスの絶景に浸りました。

こんな時に「山はやっぱりいいな~」と改めて思うひとときです。



穂高岳は、北アルプス最高峰で日本第3位の標高を誇る奥穂高岳をはじめ、
西穂高岳、前穂高岳、明神岳、涸沢岳、北穂高岳などからなる穂高連峰の総称。


穂高岳には2001年10月に北穂高岳、2002年10月に奥穂高岳、2004年10月に北穂高岳・涸沢岳に登りました。






コース

(1日目) 上高地~明神~徳沢~横尾~本谷橋~涸沢

(2日目) 涸沢~涸沢小屋~奥穂高山荘~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢小屋~上高地

      







1日目 (23日)




7:00 上高地バスターミナル

飛騨清見IC~平湯温泉のあかんだな駐車場からバスに乗り上高地に降りた。

3連休の初日であり観光客、登山者で多くの人です。

村営上高地食堂で山菜そばを食べてゆっくり歩き始めた。

登山道は雨で濡れておりひんやりした空気で少し肌寒いくらいでした。









7:30 河童橋

朝早いので霧が出てますが時々穂高連峰が眺められます。

梓川左岸に沿った林道をひたすら歩きます。









8:30 明神

梓川に掛かる橋を渡ると嘉門次小屋や穂高神社奥宮や明神池などが
ありますが今回は立ち寄らずに先に進みました。









9:30 徳沢

昭和初期までは牧場だったとのこと、広い草原はキャンプ敵地です。

井上靖の小説「氷壁」の舞台となった徳澤園









10:30 横尾

横尾山荘は2008年に改築され綺麗になってました。

涸沢テント泊の登山者の多さと、トイレ待ちの長蛇の列には驚きです。

ゆっくり休憩して横尾大橋を渡ります。









12:00 本谷橋

吊橋は歩くと上下左右に揺れるので慎重に渡りました。

谷の両岸は休憩する場所が無いほどの登山者です。









14:30 涸沢ヒュッテ

重いデカザックを背負ってやっと辿り着いた涸沢
既にカラフルな凄い数のテントです。

フラットなテン場を探しまわりなんとかテントを設営完了。

早速、涸沢ヒッテへと向かいます(^-^)









涸沢ヒッテでまったり

とても寒いけどやっぱり生中とおでんと絶景にカンパイ!

ナナカマドの実は真っ赤ですが葉はまだ紅葉には早かった。


テラスはヒョウが降ってくるほど寒かったので「穂高涸沢氷河ワイン」を片手に
テント内でグビグビ、マッタリ・・・  

たぶん19時頃には爆睡でした(TωT)


冷たいビール&ジュース

名物のおでんと生ビール

奥穂高と凄い数のテント

涸沢岳とカールの残雪











2日目 (24日)




5:35 涸沢のモルゲンロート

奥穂高岳のアルペングリューエン

あまりの素晴らしさに寒さを忘れ見とれてました。

これがあるから山はやめられません(^-^)

















7:15 涸沢小屋

2001年10月に宿泊しましたが、その時の混雑振りは今でも忘れられません。

テント泊を決めたのもその時だったと思います。









ザイテングラードの登山道と前穂高岳

青空と絶景、少し風もありましたが汗ばむほどでした。

この日は登山者が多く岩場では渋滞、予定時間をかなりオーバーしました。









9:30 穂高岳山荘

小屋の前で休憩、奥穂高岳へ取り付きは凄い登山者の列。

梯子は2つありますが、登りと下りの登山者の譲り合いで中々進みません。

梯子を登るのに1時間程待たされました(´ω`。)








11:10  奥穂高岳

快晴で360度の絶景!

山頂の祠は写真の順番待ちの人で一杯です。

先を急ぐので山頂付近で記念写真を撮って前穂高岳へ向かいます。






ジャンダルム・焼岳

笠ケ岳

槍ヶ岳

常念岳







奥穂高岳より槍ヶ岳の大展望







吊尾根(南稜の頭)からの大展望

とても気持ちのいい絶景の吊尾根で昼食の大休止。

上高地の河童橋から眺めた穂高の尾根から逆に河童橋を見下ろしてます。


前穂高岳

奥穂高岳

常念岳

槍ヶ岳

上高地

焼岳、乗鞍岳、白山






13:40 前穂高岳

紀美子平にリュックをデポして前穂高岳へ

あまりの急登にヘトヘトになりました。

前穂高岳の山頂は思っていたより広く大絶景でした。



14:10 重太郎新道を下山

急な下りと暑さにヘトヘト・・・・

おまけにペットボトルの水も無くなり岳沢小屋までが長く感じました。


紀美子平

前穂高岳

奥穂高岳

上高地






16:10 岳沢小屋

缶ジュース(CCレモン)の美味しかったこと(^-^)

冷たい水とカップヌードルで元気を取り戻しました。

上高地発17時のバスは諦めました・・・

ここから登山口までも遠かった・・・・  

ヘッドライトを準備して下山









17:50 登山口

疲れました。何とか歩けるうちに下山完了。

上高地バスターミナルからタクシーであかんだな駐車場へ



釜トンネルの通行は19時までだったことをタクシーに乗って初めて知りました。

19時を過ぎたら上高地から出られないとこでした、一安心・・・


平湯温泉「旅館アルプス」の温泉に浸かり疲れを癒しました。
















<山のコラム> ガイドブックより


ガウランドが名付けウェストンの登山記で知れ渡った日本アルプス。


飛騨山脈を日本アルプスと最初に呼んだのは、明治10年(1877)に槍ヶ岳に登頂した英国人技師、ウィリアム・ガウランドである。

彼は槍ヶ岳登山とともに日本の旅を「日本旅行記」にまとめている。

その後、明治24年(1891)に英国人宣教師のウォルター・ウェストンが、徳本峠を越えて上高地を訪れる。

ウェストンは翌年、上條嘉門次の案内で槍ヶ岳に、翌々年には穂高岳(現在の奥穂高岳)に登頂し、帰国後、ロンドンで「日本アルプスの登山と探検」を出版した。

こうしてガウランドが名付けた日本アルプスがウェストンの登山記によって世界に知れ渡り、古来からの信仰登山とは別の近代登山の幕開けのきっかけとなった。







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