鹿島槍ヶ岳 (2,889m)  2004.08.02



  

2004年8月1(日)、2日(月) 長野県大町市と富山県立山町の県境に聳える爺ケ岳(じいがたけ)と鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)に登った。

鹿島槍ヶ岳は深田久弥の日本百名山にも選ばれ「双耳峰の秀麗な山容で知られる後立山連峰の盟主」と呼ばれている。






コース  : (注)途中で休憩を多く取ったので時間は参考です。

2日:

冷池山荘(4:50) 〜 布引山(5:45) 〜 鹿島槍ヶ岳南峰(6:42) 〜 鹿島槍ヶ岳北峰(7:20) 〜

鹿島槍ヶ岳南峰(8:08) 〜 冷池山荘(9:25) 〜 種池山荘(12:05) 〜 柏原新道登山口(15:05)


    








冷池山荘の朝は早い。

3時頃から登山者が準備を始めている。

探し物のビニール袋の音や話し声で目が覚める。

結局4時前に目が覚めた。トイレを済ませ登山準備をする。

水は貴重なのでトイレの水と手を洗う意外の水は無い。

洗顔、歯磨きもせず我慢して出発する。水を買ったら洗えるが・・・・

4時過ぎに鹿島槍目指して小屋を出る、足元はまだ薄暗いので慎重に歩いた。








4:58 テント場付近から眺めた日の出。

右は剱岳の朝焼け、素晴らしく綺麗だった。これを見たくてまた来たくなる・・・・ 


冷池山荘の日の出
剱岳の朝焼け






5:45 布引山(2,683m)

山頂まで後少し、朝日が照りつけ暑い!


布引山






6:24 鹿島槍ヶ岳南峰の山頂

快晴なので360度の素晴らしい展望

南には富士山もくっきり見える、槍ヶ岳の尖峰も鮮明に眺められた。

暫く絶景を眺め写真を撮った

続々と登山者が登って来る、いつも思うが中高年がやはり多く元気だ!


鹿島槍山頂
鹿島槍山頂





  

(左)鹿島槍南峰より眺めた北峰。

(右)種池山荘から登って来た爺ケ岳と稜線

山頂付近にはまだ雪渓が残っている。


鹿島槍山頂より北峰
鹿島槍山頂より爺ケ岳






(左)山頂からの剱岳の眺めは絶景!

(右)五竜岳と白馬岳方面

いつかは五竜岳にも登ってみたい。


鹿島槍山頂より剱岳
鹿島槍山頂より五竜岳





山頂より

画像をクリックして下さい

山頂からの絶景







6:45  鹿島槍南峰より北峰へ向った。

南峰の岩場を下り振り返った(左) 急な岩場だが危険にところは無かった。



7:12  北峰と南峰の吊尾根。

キレット小屋から梯子と鎖の八峰キレットを越えて登って来た登山者と出合った。

キレット小屋を4時過ぎに出たとのこと、今日のように天気が良いのは珍しいらしい。

鹿島槍南峰の直下
吊尾根






7:20 鹿島槍北峰

標識は落雷?割れていた。

快晴なので360度の展望は素晴らしかった


何も考えずにボーっと眺めていた!

鹿島槍北峰






(左)北峰から眺めた鹿島槍南峰、山容が素晴らしい。

(右)五竜岳も鹿島槍に劣らず素晴らしい

鹿島槍北峰より南峰
鹿島槍北峰より五竜岳






(左)雪田と呼ばれる雪渓、8月でもご覧の通り。

(右)南峰直下より山頂を眺める

8:08  再び鹿島槍南峰の山頂へ戻り、冷池山荘へ下山する。

9:25 冷池山荘に到着。休憩をして種池山荘へ向けて出発。

雪渓
鹿島槍南峰






12:05 種池山荘に到着

(左)爺ケ岳直下より鹿島槍の眺め



12:32 種池山荘より下山開始



15:05 柏原新道登山口


爺ケ岳直下より鹿島槍
種池山荘より下山







沢山の高山植物が咲いていた。

チングルマ(左)とシナノキンバイ

他にもトウヤクリンドウ、コマクサ、タカネバラ、コバイケソウなどのお花畑がある


チングルマ
シナノキンバイ






最高の天気に恵まれた大展望の爺ケ岳と鹿島槍ヶ岳だった。

当初は2年前の縦走の続きを予定していたが都合により変更した。

後立山連峰の縦走は五竜岳が未踏となった。また次回に登るつもりだ。

帰りには大町温泉郷の「湯けむりの屋敷・薬師の湯」でゆっくり汗を流した。

日焼けで顔と腕が真っ赤になり、とても熱い温泉には浸かれなかったが、汗を流し頭を洗ったら気持ちまでスッキリした。









【山のコラム】 <ガイドブックより>

およそ針ノ木岳から鹿島槍ヶ岳を経て白馬岳までを指す後立山連峰は、南北に走る稜線に対して、東の長野県側は鋭く切れ落ち、西の富山県側は、なだらかなハイマツの斜面が黒部峡谷へと下って居る。

こうした地形を非対称山稜と呼び、後立山連峰では、東側だけに氷河が存在していたことを示している。

鹿島槍ヶ岳付近の稜線は、典型的な非対称山稜で、氷河の作用による山岳地形のひとつを見ることができ、興味深い。








1日目の爺ケ岳へ



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