五竜岳 (2,814m)


  

2007年9月22日(土)〜24日(月) 北アルプスの八方尾根〜唐松岳〜五竜岳〜遠見尾根コースを歩いた。
唐松岳は2度目、前回は白馬岳〜不帰キレット〜唐松岳と縦走した。
今回は唐松岳〜五竜岳へ縦走し遠見尾根を下山した。

天気は3日ともに曇り、ガスが多く絶景は眺められなかった。
五竜岳は存在感のあるどっしりとした山容で山頂に立った時の気持ちは最高でした。

連休だったこともあり登山者も多く、遠見尾根も多くの登山者が下山していた。






コース  
(22日):八方よりゴンドラ・リフト八方池山荘〜八方池〜唐松岳頂上山荘〜唐松岳〜唐松岳頂上山荘
(23日):唐松岳頂上山荘〜五竜山荘〜五竜岳〜五竜山荘
(24日):五竜山荘〜大遠見山〜アルプス平駅(ゴンドラ)
      
      



2日目

7:10 大黒岳付近の岩稜を歩く
岩がもろいのでゆっくり進みました。










8:20 最低鞍部
前方にはどっしりとした五竜岳が聳えています。
遠くには立山、剱岳が眺められました。
ナナカマドの赤が綺麗です。











11:40 五竜山荘
山荘からは岩稜帯を1時間ほど登る
途中で雲の切れ間に鹿島槍岳(2,889m)が突然現れた。
鹿島槍岳分岐を示す標識の先が五竜岳の山頂だった。

山頂から五竜山荘も眺められた。










12:30 五竜岳山頂(2,814m)
晴れてたら西の正面に剱岳がそそり立ち、南に鹿島槍岳、北に白馬岳と雄大な眺望が満喫できるのだが・・・
今日は曇りでガスの中、暫く待ったが眺望も期待できそうになく諦めた・・・・
 
 






13:20 下山開始
露岩の鎖場をゆっくりと下った。
振り返ると雄大な五竜岳の山頂が眺められた。








3日目

8:00 五竜山荘
昨夜は登山者で満員、夕食は六回に分割最後は22時から、
布団は一畳に3人だったそうです。
後は遠見尾根を下山するのみです。

早朝の五竜岳の山頂は快晴だったそうです、
登れば良かったと後から反省しました・・・




雲の多い展望の無い遠見尾根をひたすら下山します。





11:00 地蔵の頭(1,673m)
ここから五竜岳へは
小遠見山(2007m)〜中遠見山(2037m)〜大遠見山(2106m)〜西遠見山(2268m)と登ります。
今回は天気が悪く写真は撮りませんでした(T-T )





11:20 アルプス平
白馬五竜テレキャビンにてとおみ駅まで降ります。






11:40 とおみ駅
駐車場に戻り、車で10分ほどの十郎の湯に浸かり体の疲れをとり帰路につきました。






1日目へ (唐松岳)






<山のコラム> 農事暦に利用されてきた山肌の雪形。
北アルプスの東縁をなし、山麓に安曇野が広がる後立山連峰と常念山脈には、雪形に名をちなむ山が多い。
雪形とは、山肌の残雪や雪解けした地表を何かの形に見立てたもの。
白馬岳の「代かき馬」、爺ケ岳の「種まき爺さん」、常念岳の「常念坊」、蝶ケ岳の「蝶」が良く知られる。
五竜岳は東面の菱形の岩を武田氏の紋の武田菱、すなわち「武田の御菱」と見立て、それが「五竜」に変化
したとの由来がある。この岩は、初夏の雪解けの頃、山肌にはっきり浮き上がる。
山麓の人々は、雪形の現れる時期に苗を植えるなど農事の目安とし、また、雪形で農作物の豊凶を占ったという。



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