鳥海山 (2,236m)



  

2011年7月23日(土) 山形県と秋田県の県境に位置する鳥海山に登ってきました。

東北の山は3年連続です。

一昨年は飯豊山、昨年は朝日岳と月山、蔵王山でした。

今年は鳥海山、岩木山、八甲田山、八幡平、余裕が有れば岩手山、早池峰を登る予定でした。

鳥海山は鳥海ブルーラインで鉾立の大駐車場より登ります。

朝は雲が多かったのですが昼頃は青空も見えましたが雲の多い登山でした。

鳥海山(新山)の山頂は狭く天気が良ければ大展望と思われますが、

あいにくこの日は雲が多く展望が無かったのが残念でした。

この時期は高山植物が沢山咲いており、花の鳥海山を楽しめました。







コース : 鉾立~賽の河原~御浜小屋~七五三掛分岐~鳥海山(新山)~御浜小屋~鉾立

      








5:15  鉾立

鉾立ビジターセンター前の駐車場は朝早いので数台しか駐車してません。

駐車場は周辺に何箇所かありましたが登山口に近い場所に停めてゆっくり登ります。





今回も大阪から車で約800kmを走破しました。

高速は近畿道、名神高速、北陸道、日本海東北道の村上で降りて

R7を北へ、ガイドブックに紹介されていた宿「鳥海温泉・遊楽里」に前泊。

翌朝、鳥海ブルーラインで鉾立です。


 








6:15 賽の河原(六合目)

登山道は石段が綺麗に整備されているので登り易い。

石段を整備するのに相当な時間と労力が掛かったと思われます。


賽の河原にはまだ雪渓がありチングルマも咲いてました。

斜面にはニッコウキスゲの群落です。














6:50 御浜小屋

眼下には丸い鳥海湖が眺められる。

御浜小屋の周辺は多くの高山植物とまだ多くの雪渓がありました。

鳥海山の全容も眺められます。

ここが7合目とのことですがまだ山頂までは遠い気がしました。


















7:55 七五三掛(しめかけ)分岐

千蛇谷(せんじゃだに)コースに向かいます。

少し下ると雪渓があり横切ります、鳥海山の山頂まで遠い・・・










9:15 大物忌神社御本社と御室小屋

鳥居の右側より山頂に向かいます。










山頂へはゴロゴロした火山岩の上を
白い矢印に従って上り下りして行きます。

これが歩幅が決まらなくて疲れます・・・

見上げ岩の上が新山山頂みたいです。














9:40 鳥海山山頂(2,236m)

山頂は岩の上で狭く数人しか登れません。

曇っていて展望はありませんが近くの外輪山はクッキリ展望できます。

晴れていたら360度の大展望で日本海も眺められるそうです。











鳥海山から目前に迫る外輪山の展望






下山時の大物忌神社御本社と御室小屋のある広場

七五三掛に向けて千蛇谷を下っている時に見かけた
外輪山コースを歩く多くの登山者の列



13:55 鉾立










鳥海山で見かけた花


ミヤマキンバイ

アオノツガザクラ

シラネニンジン

イワギキョウ

ハクサンシャジン

ハクサンフウロ

チングルマ

トウゲブキ

ウサギギク

ニッコウキスゲ

ミヤマリンドウ

キタヨツバシオガマ

ハクサンシャクナゲ

クルマユリ

チョウカイアザミ

ベニバナイチゴ





鉾立より鳥海ブルーラインを秋田県側に下山した場所に

金浦温泉(このうらおんせん)・学校の栖(すみか)という温泉があり汗を流した。

硫黄の匂いがするいい温泉です。



  



日本海東北自動車道、秋田自動車道と走り

仙北市角館町のビジネスホテル「フォルクローロ角館」に泊まった










<山のコラム> ガイドブックより

千四百年以上の歴史を誇る信仰の山



山形・秋田県境に位置し、日本海からいっきに2,236mまでそそり立つ鳥海山は、広大な裾野を庄内平野に広げ、秀麗な山容から「出羽富士」とも呼ばれる。

気高く秀麗な峰の例にもれず、鳥海山も古くから信仰の対象とされてきた。

古い記事によれば、山頂に立つ大物忌神社は欽明天皇(510~571年)の時代に祭られたとあり、1400年以上にわたり信仰されてきたことになる。

山頂の本殿は20年ごとに造営され、同じく豊受大御神を祭る縁から、その用材には伊勢神宮外宮遷宮の撤去材が使用されている。








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