五竜岳 (2,814m)



  
 
2021年10月11日(月) 長野県富山県境に位置する五竜岳に登ってきました。

前回は2007年9月23日 12:30 山頂に立ちましたが、周りはガスの中で展望はありませんでした。
今回もガスの中、五竜山荘のTシャツの写真等を撮ったりして暫く待ちましたがガスが晴れず諦めて下山しました。

下山途中に雷鳥の鳴き声、前に雷鳥が歩いてました。
数羽の雷鳥が鳴いており周りを雷鳥に囲まれ、今まで経験したことがないほど感動しました。
近づいても雷鳥は逃げず写真や動画を撮り続けました。
毛並みの綺麗な丸々とした雷鳥を四羽ほど見かけましたか周りにはまだ鳴き声が聞こえてました。

遠見尾根を往復しましたが、高低差があり距離の長い山歩きとなりました。
麓では紅葉の真っ盛り「地蔵ノ頭」周辺は素晴らしい紅葉で多くの観光客が歩いてました。

今回は五竜山荘名物のTシャツも手に入れ、雷鳥にも囲まれた素晴らしい山歩きでした。






コース : アルプス平 ~ 小遠見山 ~ 西遠見山 ~ 五竜山荘(泊) ~ 五竜岳 ~ アルプス平








10月9日(土)


9日(土) 「ホテル ルートインコート松本インター」に前泊

近くの「湯の華銭湯 瑞祥 松本」で汗を流し
「手打ちそば榑木野」にて舞茸天ぷらとざるそばを食べた。

  

  

 







10月10日(日)


7:00 松本IC ~ 安曇野IC R148経由 エスカルプラザ駐車場へ

8:15 テレキャビン運行開始
ゴンドラ乗場で切符を販売していたが待ち時間が長かった。

9:15 アルプス平着 アルプス展望リフトに乗換

9:20 地蔵ノ頭

紅葉シーズンなので観光客が多い
雲が多く時々晴れるが展望は良くない、小遠見山まで登っている人も多くいました。





 

 






10:30 小遠見山(2,007m)

ここまで登ってくる登山者も多い。山頂は狭く休憩場所も限られていたので先に進みました。


12:00 大遠見山(2,106m)

登山道の横で登山者は腰を下ろし昼食、石の上に座ってお握りを食べた。
展望はなく、暑いのでゆっくり休憩は出来なかった。
小遠見山からの登山者は極端に少なくなった。五竜山荘も完全予約制となってます。
唐松岳頂上山荘は営業していません。





 

 






12:30 西遠見山(2,268m)

池塘があり休憩ポイントです。正面にはガスが晴れると五竜岳の絶壁が眺められました。
ここからが急な梯子や鎖場が連続します。





 

 






14:20 白岳(2,451m)

長野県側はガスの中でしたが尾根に出ると富山県側はガスがなく展望が良い。
絶景に思わず声が出ました!


唐松岳

餓鬼谷

五竜山荘

遠見尾根分岐



五竜山荘(泊)
部屋は比較的空いてます。夕食は17:30から三回に分けての食事です。
夜は満点の星空、翌朝の天気を期待したが・・・

 
夕食
 
朝食
 
食堂

上下二段の部屋
 

五竜山荘名物「山が好き酒が好き」 Tシャツ

 





10月11日(月)


6:00 五竜山荘から眺めた日の出

五竜岳山頂は雲がかかってます。
既に出発した登山者も多く小屋の前で日の出を眺める登山者は少ない。
名物Tシャツも売り切れが多い、小屋閉めは今週末だそうです。

 

 

 

  






6:45 五竜岳へ出発

約1時間の登り、途中には鎖場もありヘルメットをして慎重に登りました。

 
五竜山荘と唐松岳
 
劒岳方面
 

 






7:30 五竜岳(2,814m)

ガスの中で展望はありません。
名物Tシャツを着て写真などを撮り晴れるのを待ちましたが一向に回復なし、諦めて下山しました。



  
 

 





山頂のすぐ下の岩場で雷鳥の鳴き声
目の前を雷鳥が歩いてます、周りの鳴き声も多く聞こえます。
丸々とした羽根の綺麗な雷鳥が直ぐ近くに四羽、他にも鳴き声がしています。
雷鳥に囲まれた素晴らしいひととき、直ぐ近くで写真を撮っても逃げません。
ガスがあり天気が悪かったからハイマツから出てきたと思われます。

 

 

 

 






9:30 五竜山荘

預けていた荷物を整理して下山開始
白岳(2,451m)からの展望は素晴らしい!  五竜岳はガスの中でした。

 
唐松岳方面
 
遠見尾根
 
白岳
 
五竜岳方面





遠見尾根を五竜岳や白馬村を眺めながらゆっくり下山しました。

 

 

 

 






11:00 西遠見山

池塘に五竜岳が写り素晴らしい眺めです。
五竜山荘の弁当を食べながらゆっくり休憩しました。


池塘に写る五竜岳
 
 
お弁当
 
鹿島槍ヶ岳の雪渓、麓はカクネ里
 
紅葉の登山道
 
地蔵ノ頭付近の紅葉
 
木道から眺める紅葉







 
 

 

 


 
14:40 テレキャビン アルプス平(1,530m)

下山後は「ホテル グレース白馬」の温泉に浸かり疲れを癒しました。










<山のコラム> ガイドブックより

農事暦に利用されてきた山肌の雪形。

北アルプスの東縁をなし、山麓に安曇野が広がる後立山連峰と常念山脈には、雪形に名をちなむ山が多い。
雪形とは、山肌の残雪や雪解けした地表を何かの形に見立てたもの。

白馬岳の「代かき馬」、爺ケ岳の「種まき爺さん」、常念岳の「常念坊」、蝶ケ岳の「蝶」が良く知られる。

五竜岳は東面の菱形の岩を武田氏の紋の武田菱、すなわち「武田の御菱」と見立て、それが「五竜」に変化したとの由来がある。
この岩は、初夏の雪解けの頃、山肌にはっきり浮き上がる。

山麓の人々は、雪形の現れる時期に苗を植えるなど農事の目安とし、また、雪形で農作物の豊凶を占ったという。






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