空木岳(2,864m) 南駒ケ岳(2,841m) 越百山(2,613m)



  

2008年9月13日(土)〜14日(日) 中央アルプス高山帯の南限となる空木岳〜南駒ケ岳〜越百山と縦走した。

2004年9月19日に木曽駒ケ岳に登った時は豪雨でした。
当初は空木岳までの縦走計画を立てたが残念した。

今回は伊那川ダムより「うさぎ平」〜木曽殿山荘〜空木岳〜南駒ケ岳〜越百山〜伊那川ダムの縦走コース。
宿泊は空木岳直下の駒峰ヒュッテとしました。

初日よりハードコース、いきなり10時間程のキツイ登りで駒峰ヒュッテに着いた時はバデバテでした。
ヒュッテも3連休の初日で完全に満室、宿泊できない登山者はすぐ下にある避難小屋に誘導されてました。

満室となる少し前に何とか無事に到着しヒュッテの二階にシュラフを広げられホッとしました。
後はテラスにてビールとウイスキーでゆっくりくつろぐつもりでしたが、あまりの寒さにヒュッテ内に戻りました。





コース  

(13日):伊那川タ゜ム登山口〜うさぎ平〜仙人の泉〜木曽義仲の力水〜木曽殿山荘〜空木岳

(14日):駒峰ヒユツテ〜空木岳〜赤椰岳〜南駒ケ岳〜仙涯嶺〜越百山〜越百小屋〜登山口

     






1日目



5:45 伊奈川ダムの駐車場

越百山(こすもやま)登山口とも呼ばれています。
車止めゲートを越え、今朝沢橋(けさざわばし)を渡り左(空木岳)へ曲がる。
右が越百山です。
 
 









7:10 金沢土場

中央本線の「くらもと駅」からの登山ルートと合流点です。
伊奈川林道歩きが続きます。








7:40 「うさぎ平」

駐車場よりほぼ2時間、やっと林道を離れて登山道です。







8:45 北沢の吊橋(六合目)

この吊橋はロープなのでかなり左右に揺れます。
吊橋から急登を1時間ほど登ると七合目です。










10:05 仙人の泉

水量豊富で冷たくて美味しかった。
針葉樹林帯の登山道








10:55 八合目

樹林帯の中、風も無く蒸し暑く、小さな虫が沢山飛んでます。
小休止ですぐ出発。







11:30 見晴場

空木岳方面、赤椰岳、南駒ケ岳の展望、正面の木が邪魔ですが・・・








12:10 木曽義仲の力水

これより上は水場はありません。明日のも含めて4Lほどリュックに入れました。
力水の正面は
赤椰岳かな?










12:25 木曽殿山荘

山荘前のベンチで大休止の昼食、誰もいませんでした。
これから登る空木岳方面、実際の空木岳はその向こうです。










木曽殿山荘から空木岳へ

登山途中でハイマツの中の動く動物を発見、カモシカ?クマ? 
後で聞くと’クマ’はここにはいないそうです。
動物の写真は間に合わずに撮れませんでした。










第一ピークが最初でその後も数回山頂らしき場所が見られます。

花崗岩の岩場で鎖場もありました。

山頂付近で目に付いた真っ赤な’うらしまつつじ’

山頂が見えて来ました。














14:40 空木岳山頂

ガスで視界なし。
空木駒峰ヒュッテはすぐ下、
翌日も山頂に立つため本日はヒュッテに向かいます。








15:00 空木駒峰ヒュッテ

空木駒峰ヒュッテ避難小屋は駒峰山岳会によって管理・運営されているそうです。
今年から水や食料の販売は出来なくなったとのこと。
もちろんビールも無し。木曽殿山荘で缶ビールを買って持ってきました。
右下の写真、花崗岩の形が顔に見える?・・・

小屋の中はとても綺麗で、女性の管理人さんがいました。
この日はほぼ満室、1階も使って50人ほどか?
泊まれない人は30分程下の空木避難小屋に行ってました。
小屋の2階にマットを敷いてシュラフで寝ます。
車の運転疲れと寝不足により18時過ぎには爆睡でした。












《山のコラム》

「空木岳」この山名の由来について、深田久弥は「空木はおそらく植物のウツギから来たのだろう。

三千メートルに近い頂上には、もちろん」そんな落葉潅木はない。

山の上部がまだ雪で輝いている頃、山麓ではすでにウツギの花ざかりである。

その景色から来た山名かもしれない」









2日目(南駒ケ岳、越百山へ)



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