2003年1月25日(土) 高見山(たかみやま) 

3年ほど前に一度、高見山へ霧氷を見に行こうとチャレンジしたことがある。その時はマイカーで高見峠の駐車場まで行き最短ルートで山頂を目指す予定だった。しかし、駐車場に到着するまでに積雪がありチェーンも家に忘れ、車は身動き不能に、でも何とかUターンして事無きを得た。チェーンを買いに行こうとも思ったが既に時間切れ、結局、登山道を一歩も踏めず悔しい思いをした。
そこで、今回は車は止め電車、バスを利用することにした。

ルート:高見登山口バス停〜小峠〜高見峠〜高見山〜平野出合〜高見平野バス停 


9:58 高見登山口バス停

近鉄上本町駅を8:15の急行に乗る予定だったが、30分ほど早く着いたので、準急で榛原駅まで行くことにした。
榛原駅からは霧氷バスが運行されているので乗換えたらすぐ出発。
40分ほどで写真の登山口に到着。 
土曜日なので沢山の登山者が来ていた、取り付き口は写真の手前側にあり、準備をする人でかなり混雑、軽アイゼンを装着するのに手間取っている人もいた。


10:45 小峠

登山道は積雪があったがここまではアイゼン無しで登ってきた。
アイスバーンになっていないので、アイゼン無しで登ってる人も結構いた。
小休憩をしながら軽アイゼンを装着する。
ここから平野出合に行くコースも有るが、帰りと同じコースになるので高見峠へルートをとる。


     
小峠から高見峠へ向う途中にある表示板。雪で盗人岩がどれか分からなかった。


11:15  高見峠(大峠)

ここまでのコースは紀州と伊勢を結ぶ旧伊勢南街道とのこと。
高見峠には駐車場がある。
今日はほぼ満車の状態。
ここまで車で来たら約1時間たらずで山頂まで行ける。
しかし、ここからが胸突八丁の道。
アイゼンを着けた足が思い通りに運ばなくなる・・・


11:30  尾根に出たとこで一休み

ご覧の様に霧氷が綺麗です。
全ての木々が真っ白。
天気が良ければ最高だと思う。 残念だが今日は霧が発生しだんだん視界が悪くなる。


    
左の写真より山頂に向っての最後の登り、もうクタクタです・・
右の写真は山頂の様子。吹雪の中での昼食は大変です。


12:00  高見山 山頂到着

約2時間で山頂に到着。
高角神社(たかづのじんじゃ)がある狭い山頂。
既に沢山の登山者でごった返している。
しかも山頂からの展望はゼロ。
360度ガスだらけ、風も凄いし、寒いし、最悪の状態でした・・・


       
山頂での写真、霧氷は凄く綺麗でしたが寒くて口が動きません。
鼻水も垂れ流し状態。感覚が無い・・・ しかも鼻先は真っ赤!


12:07 山頂 避難小屋

寒さに震えながら避難小屋を写しました。
ご覧の様に歩くスペースも無い状態です。
もちろん避難小屋は満員で入れません。
予定ではここで昼食、しかしそれどころではないのですぐ下山開始。
下山がまた大変です。登ってくる人が多く、登山道が狭いのでず〜っと待たなければいけません。


        
山頂の霧氷。百聞は一見にしかず。凄く綺麗、素晴らしいの一言です。


      
平野登山路を下山中に岩が沢山ありますが全て雪の中。


13:50 高見杉(樹齢700年)と非難小屋

昼食をしながら大休憩。
暖かいミソラーメンと’たかなのおにぎり’で昼食。
コンロのガスが無くなりそうでハラハラしました。


14:05  平野集落が見える手前で振り返ると高見山

雪を被った高見山が見える。ガスが晴れてきたのか・・・
山頂で暫く辛抱していたらガスが晴れていたかも?
しかし、あの寒さでは無理と勝手に納得する・・・・




15:40  榛原駅

駅への到着が遅かったのは、下山した高見集落におでん屋があり、冷えた体にはあまりにもおいしそうだったので、熱燗とおでんで一杯呑んだ。 おでん屋さんによると明日の日曜日は1,500人の団体登山が予定されているとのこと。近くの温泉もかなり待ち時間が長くなりそうです。


戻る

inserted by FC2 system