幌尻岳 (2,052m) |
2015年8月25日(火)~26日、北海道日高山脈にある幌尻岳に登ってきました。 北海道の中央部から襟裳岬まで南北120km以上に連なる日高山脈の最高峰で唯一の2000m峰です。 登山コースは、額平川(ぬかひら)沿いに登る振内(ふれない)コース、新冠(にいかっぷ)川からの2コースのみ。 幌尻岳への最短コースであり幌尻山荘もある振内川コースをシャトルバスを利用して往復しました。 |
コース : 第2ゲート ~ 北海道電力取水施設 ~ 幌尻山荘 ~ 命の水 ~ 幌尻岳 ~ 幌尻山荘 ~ 第2ゲート |
前日(24日)、雌阿寒温泉よりR241にて足寄ICに向かう途中、
道の駅「あしょろ銀河ホール21」に立ち寄りました。
「レストランあしょろ」、「松山千春歌碑」
「螺湾ブキ (らわんぶき)」も有名で高さ2~3mもあるそうです。
前泊宿の「とよぬか山荘」は廃校となった学校の宿泊施設です。
とよぬか山荘夕食もジンギスカン、朝食はおにぎり4つです。
(注)幌尻岳への登山は幌尻山荘への宿泊が必須です。
日帰りも可能ですが相当ハードになります。
幌尻山荘の予約は6月初旬に申込みしましたが土日は予約で満室、25日が数人空いていたので申込みました。
申込みと同時に予約確認書が郵送されてくるので申込者情報等を記入し幌尻山荘の宿泊費は事前振込です。
必然的に北海道の他の山と調整し登山計画を作成しました。他にシャトルバスの予約ととよぬか山荘の予約も必要です。
御参考:「平取町オフィシャルサイト」
25日(火)
3:00 「とよぬか山荘」前よりシャトルバスに乗りました。
3:50 第2ゲート着。額平川沿いの林道をヘッドライトを点けて歩きます。
6:15 北海道電力 取水施設。ここから登山道となります。
最初は川の左岸を歩くので登山靴でも可能ですが約1時間程歩くと川の渡渉が始まります。
赤テープや岩のペンキを目印に渡渉を繰り返し約1時間程かかりました。
ライニングシューズだったので川の水が冷たく痛く感じましたが、無事に通過することが出来ました。
8:30 幌尻山荘着。
朝食のおにぎりを食べ、サブザックに替えて登ります。
幌尻山荘の宿泊手続きをしてザックは山荘裏の軒下に収納します。
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山頂 |
山頂 |
山頂 |
北カールと富良野岳十勝岳方面 |
東カール方面 |
東カール・七ツ沼カール方面 |
東北方面 |
登ってきた登山道 |
幌尻湖 |
幌尻岳 |
北側方面 |
北カールと戸蔦別岳 |
ミヤマリンドウ |
イワギキョウ |
アキノキリンソウ |
チシマアザミ |
ミヤマアキノキリンソウ |
チングルマ |
26日(水)
4:30 幌尻山荘を出発。
昨日の濡れた靴下とランニングシューズを履きました(スマホで撮影)
最初の渡渉 |
唯一、1ケ所の橋 |
激流の渡渉 |
最後の渡渉 |
鎖の岩場 |
熊の? |
熊はここを下ってきたらしい |
第2ゲート |
帰りのフェリーの時刻は苫小牧東港を23;30発。
「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」を見学
新日本海フェリー苫小牧東港に行くと台風の影響で40分遅れで、揺れも大きいとのこと。
フェリー内にビール、チューハイ、日本酒をたっぷり持込みました。
27日(木) 21:10 敦賀港着
28日(金) 0:30 自宅着
<山のコラム> ガイドブックより 氷河地形のカールを山懐に抱く日高の盟主 幌尻岳は、氷河の跡といわれるカールを山頂の周囲に3つももっている。 山頂の北と東に発達した北カール、東カール、幌尻岳と戸蔦別岳の東斜面に発達した七ツ沼カールの3つである。 3つのカールのなかでも七ツ沼カールは、日高山脈の中で最も美しいといわれている。 その名の通り七つの沼を持つ高山植物に囲まれた沼の水は、その年の積雪量によって変化するが例年は七月中旬頃まで水を湛えている。 |