大峰山(奈良県) 2003年7月8日

過去の山行記録 2002.07.03

大峰山は標高1,915mあり近畿地方の最高峰である。
今回は大峰山の名花である”オオヤマレンゲ”を写真に撮るため行者還トンネルより
弥山小屋経由で八経ケ岳に登った。
オオヤマレンゲはモクレン科の純白の花で7月の初旬に1週間ほどしか咲かない。
今回で5回目となるが毎年この時期になると、何故かオオヤマレンゲを見たくなる。
オオヤマレンゲは国の天然記念物に指定されていたが、シカの食害で絶滅の危機に瀕している。

ルート:行者還トンネル西口〜大峰奥駈道出会〜聖宝宿跡〜弥山小屋〜八経ケ岳 


行者還トンネル西口
10:40 行者還トンネル西口の登山口
車で自宅を8時に出発したが、天川川合から始まる川迫川渓谷沿いの行者還林道で思わず時間が掛かってしまった。慣れない林道の道に慎重な運転となった。トンネルの手前の駐車場には既に数10台の車が停まっていた。登山口にテントを張っているグループもいる。
早速、カッパを着込み登り始める。

つり橋
10:45
登山口から5分ほど進むと木橋がある。
この木橋から、約1時間ほどの急登が始まる。

奥駈出会
11:30
大峰奥駈道出会に到着。
木橋からの樹林帯の中の急登で既にカッパの中は汗でビッショリだ! でも雨は少しずつ小降りになってきている。昼頃には上がることを期待して先に進む。 ここからは主稜線を縦走するコースでアップダウンは少ない。

弁天の森
11:54
弁天の森に到着。
この登山道は原生林の中を登る。ブナの大木やいちめんにコケがあり、大台ケ原と良く似ている。いつ来ても素晴らしいところだ。
時間があればゆっくり写真を撮りたいが余裕がないので先に進む。

聖宝宿跡
12:20  聖宝宿跡
理源大師の青銅座像がある。
雨も上がってきた。これから最後の弥山への急登が始まる。
去年、登山道が整備され木の階段が作られている。

弥山
13:17
弥山小屋に到着。
大峰の山小屋は予約しないと宿泊できないところが多いみたいです。
去年はここより1時間ほど下った狼平にテント泊しました。
今日は日帰りなので、八経ケ岳に向います。

八経ケ岳山頂
13:48 
八経ケ岳山頂(1,915m)に到着。
雨上がりなので360度霧で真っ白だ。天気が良いと大阪の金剛山まで眺められる。下山途中で”オオヤマレンゲ”を見ることにした。

オオヤマレンゲオオヤマレンゲ
かっては弥山と八経ケ岳の間に大群落をつくり国の天然記念物に指定されていた。今は周りを網により保護しておりシカの食害を防いでいる。
弥山から狼平の避難小屋に向う途中には自然のオオヤマレンゲが見れる。狼平はキャンプ場としても最適である。
(左の写真をクリックするとフォトアルバムに移動します)


近畿地方の最高峰、大峰山の八経ケ岳は、八経、八剣、仏教などさまざまな呼び名で呼ばれているが、役行者(えんのぎょうじゃ)が法華経八巻を納めたことから八経ケ岳となった。八経ケ岳の北北東に位置する山上ケ岳は、現在では珍しい女人禁制を守っている山で、夏になると白装束姿の信者たちが頂上を目指して登る姿が見られる。(登山ガイド参照)

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