御嶽(岐阜・長野県境) 2003年6月29日

2003年6月29日(日曜日)長野県と岐阜県の県境にある御岳(剣ケ峰)3,067mに登った。
田の原駐車場からは登山道も整備され、登りやすい道となっていた。
途中には雪渓もあり涼しい風を受けながら山頂まで登った。
また、信仰の山としても有名であり登山途中には白装束の信者の一行にも出会うことが出来た。


コース : 田の原 〜 八合目金剛童子 〜 王滝頂上 〜 御嶽(剣ケ峰)







駐車場より    登山口まで    雪渓

8:10 
田の原駐車場より御嶽頂上を眺める。
昨日の雨の影響なのか山頂付近はまだ霧が掛かっていた。今日の天気は快晴だ!
綺麗に整備されたシラビソの樹林帯の登山道を登って行く。
1時間程登った最初の雪渓付近で休憩した。
雪渓のおかげか風が涼しく感じる。日曜日なので登山者も多い。



八合目
9:20
八合目避難小屋に到着。 
振り返ると広大な田ノ原天然公園が見える。登って来た登山道もはっきり見える。
御嶽は3,067m独立峰なので荒天になることも多いらしいが、今日は風も弱く絶好の登山日和となった、また眺めも素晴らしい。
時間にも余裕があるのでゆっくり登ることにした。



雪渓        雪渓

雪渓とその上に見える王滝頂上山荘。 御岳の雪渓は真っ白でとても綺麗だ。
雪渓の中を誰も歩いていないからだろう。風が冷たく感じ汗をかいた体にはとても気持ち良い。



雷鳥
10:07  雷鳥に遭遇!!
ハイマツ帯の中の急登で突然鳥の鳴き声が聞こえた。
’グ〜! グ〜!’ 横を見ると雷鳥が岩に飛び出して来た。
慌てて写真を撮ろうとカメラを取り出すが息切れで思うように撮れない。 先に写真を撮っていた人が「慌てなくても逃げないよ」って言ったのでゆっくり近づいて撮ることにする。3m位近くから撮ったつもりだが、ご覧の通りかなり遠く感じる。雷鳥を見るのは去年の唐松岳についで2度目となった。



大滝頂上       大滝より剣ケ峰

10:30 王滝頂上
九合目を過ぎた当たりから「胸突き八丁」の急登がある。それを越えると王滝頂上に出る。
左が「御嶽神社」とこれから登る「剣ケ峰頂上」。 風が強くなってきたのでかなり寒くなってきた。
ここでカッパを着込み御嶽神社の左側より「八丁ダルミ」の坂道を進む。
硫黄の匂いが気になっていたら、左前方に噴煙が上がっていた。



剣ケ峰 剣ケ峰 剣ケ峰 御嶽山頂上
写真をクリックして下さい。

11:10  御嶽神社頂上奥社 御嶽(剣ケ峰)に到着。 
中央アルプスから白山まで3,067mの御嶽頂上からは360度の展望だ。
日本一の高所にある「二ノ池」もご覧の通り青々としている。
御嶽神社の周りでは登山者が風を避けて昼食をしている。
我々も休憩を兼ねて昼食をした。 
ここから「お鉢巡り」のコースもあるが帰りのことも考えて、来た道を下山することにした。



雷鳥 雷鳥 雷鳥
写真をクリックして下さい。

下山途中で出会った雷鳥。 近くで写真を撮るため近づくがすぐに逃げられる。
必死で追いかけながらシャッターを押した。5分ぼど追いかけたがハイマツの下に逃げ込んだ。
後で写した写真を見たらほとんどピンボケ(;_;) 。息切れしてたからな〜っと言い訳か(^o^)






(ガイドブックより)

古くから信仰の山として多くの信者を集めてきた御嶽には今も独自の風習が残されている。
「お座立て」は行者に神が乗り移り、その声を信者に伝えるもので、山中の霊神場や山荘内で行われる。
また三ノ池の水は腐敗しないといわれ、「御神水」として祟められてきた。
こうした古来からの御嶽信仰の風習にふれ、白装束姿の信者の一行に混じって御来光を仰げば霊峰御嶽の神々しさをいっそう体感するだろう。



戻る

inserted by FC2 system