奥白根山(2,578m)
  

2013年8月20日(火)群馬・栃木県の県境に位置する奥白根山(正式名は白根山)に登った。

関東以北の最高峰です。
群馬県草津町の白根山(草津白根山)と区別するため日光白根山の呼称が定着しています。


ゴンドラを利用して山頂を往復しました。
登りの天気は曇り、下山のゴンドラ直前には大雨となりました。
山頂からの展望はありませんでしたが五色沼はハッキリ眺められました。

天気が良かったら火口周回コースを歩きたかったのですが今回は同じコースを下山しました。







コース : 山頂駅~七色平分岐~日光白根山(往復)

      







6:30  登山口

丸沼高原ゴンドラでスキー場より15分で山頂駅です。



 





6:50 山頂駅(2,000m)

正面には日光白根山が聳えています。
山頂駅から日光白根山までのルート標識は多く迷うことはありませんでした。








ダケカンバの茂る登山道と高山植物


7月中旬~七色平分岐から南回りコースのダケカンバ帯を抜け高山帯と変わる付近はハクサンシャクナゲの大群落がある
アズマシャクナゲやキョウマルシャクナゲに比べ樹高が低く薄いピンク色や白色の花が咲く。
五色沼と弥陀ケ池付近にも群落が見られるみたいです。



 
カニコウモリ
 
ハンゴンソウ





森林限界を抜けると景色が一変、ガレ場の斜面となりました。
振り返ると男体山方面の展望が素晴らしい

曇り空なので暑さはなく快適な気温ですが、ガレ場の登りは3歩進んで1歩下がり悪戦苦闘しました。








山頂直下の岩稜帯








10:00 奥白根山(2,578m)山頂

山頂から北側に五色沼、東側には男体山、南側には皇海山も眺められます(間違いかも知れませんが・・・)
天気が良いと360度の絶景ですが今日は雲が多く絶景とは言えませんでした・・・




北側(金精山、温泉ケ岳方面)

西側(武尊山方面)

東側(男体山方面)

南側(皇海山方面)





10:20 下山開始

山頂直下にも祠がありました。
火山質のザラザラとした斜面を下ります。


12:00 山頂駅。
到着直前に大雨となりました。


下山後は「シャレー 大沼」の温泉で疲れを癒し、フロントの係員に天気予報などを教えて貰ったが・・・
天気が良かったら尾瀬の山に登る予定でしたが当面天候は回復見込みがないので諦めて帰宅することにしました。



今後は会津駒ヶ岳、尾瀬(燧ケ岳、至仏山)、平ケ岳、越後駒ヶ岳、巻機山、武尊山、皇海山に登る予定です。














<山のコラム> ガイドブックより
自然保護活動で復元が期待されるシラネアオイ


日光白根山にはシラネアザミ、シラネニンジン、シラネワラビなど、シラネの名を冠した植物があり、山麓を含めて一帯は、植物研究の貴重なフィールドである。
なかでも日本固有種のシラネアオイは。江戸時代の後期に刊行された「日光山志」にも記され、日光白根山は古くからシラネアオイの咲く山として知られてきた。

初夏の6月中旬から下旬にかけて咲く赤紫色の花は清楚な雰囲気が漂う。
ところがシラネアオイの群落は鹿の繁殖による食害や盗掘にも遭って、絶滅寸前にまで減ってしまった。
そこで地元では、環境調査や鹿からの防護柵の設置など自然保護活動に取り組んできた。
近年、阿弥陀ケ池周辺の斜面で、植栽や防護柵の設置が行われ、かっての群落の復元が期待されている。








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