苗場山 (2,145m)
  

2012年10月07日(日)新潟県・長野県の県境に位置する苗場山(なえばさん)に登った。

前日は谷川岳に登り、越後湯沢に泊まり早朝に登山口の「かぐらみつまたスキー場」の駐車場より歩き始めた。
この日も登り始めは曇り、時々日も差していましたが、山頂付近はガスで展望なし。
下山を始めると雨も降りだした。
雨に濡れた岩の登山道と倒木で滑りながらの下山、ズボンもドロドロになりなんとか下山。
やっぱり天気のいい日の登山に限ります。

今年、最後の遠征も雨に降られた最悪の登山でした。







コース : 和田小屋~下ノ芝~中ノ芝~上ノ芝~苗場山~和田小屋

      





8:30 かぐらみつまたスキー場の駐車場


前日の谷川岳を下山後に越後湯沢駅近くの「スポーリア湯沢」に宿泊。
ゆっくりと温泉に浸かり寒さと疲れを癒した。

金曜日は仕事が終わり、名神、中央、長野、上信越、関越水上ICと高速道を運転し谷川岳に登り宿に着いた時は既にクタクタでした。 夕食後は爆睡・・・・


スキー場より舗装された車道を20分ほど登り和田小屋の登山口へ



 





9:50 下ノ芝

この時はまだ展望があり紅葉を眺めながら登ります。
登山道は整備され木道も多く緩やかな登りです。








10:20 中ノ芝

真っ赤に染まった木道の階段からの展望。
思わず立ち止まり写真を撮りました。








11:10 鞍部

鞍部手前の冷たい水は疲れを癒されました。

鞍部は登山道を整備している方の宿泊場所も建てられてました。








苗場山への登山道からの展望は絶景です。

展望はここまで。
この後の雲尾坂からはガスで視界はまったくなし(T_T)






 
 





12:00 苗場山(2,145m)

苗場山の湿原はガスで視界なし。
山頂からの展望もありません。

苗場山頂ヒュッテで缶ビールを飲んで下山です。
鞍部に下山すると雨は本降り、カッパを着て下山しました。


登山道は岩場で滑るし木道も雨で滑ります。
写真も撮れず黙々と下山しました。








15:00 和田小屋

雨も小降りになる頃に和田小屋に無事下山しました。

近くの「街道の湯」に浸かり疲れを癒しました。

帰りは関越、北陸、名神と高速を走り、翌朝2時に帰宅。
雨の山歩きでしたが紅葉も眺められ一安心です。

来年は天気のいい日にまた北関東周辺の山々を歩きたいと思ってます。
尾瀬もゆっくり歩いてみたいです(^o^)












<山のコラム> ガイドブックより

民俗誌の先駆「北越雪譜」に登場する苗場山

「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり、登り二里といふ。-崚岳の頂に苗田ある事甚奇なり」
越後塩沢出身の鈴木牧之(1770~1842)は「北越雪譜」で苗場山登山記をこう著している。
初編3巻、二編4巻からなる「北越雪譜」は雪国の暮らしぶりを、自然や民俗行事などを通じて詳細に綴ったもので、江戸後期に広く庶民の間で読まれた。
また鈴木牧之は文政11年(1828)に苗場山西麓の秋山郷を訪れ、わずか一週間ほどの滞在中に秋山郷の生活をつぶさに観察し「秋山紀行」にまとめている。
その観察眼は、今日の民俗学にも匹敵し、「秋山紀行」と「北越雪譜」は、民俗誌の先駆として高く評価されている。








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