苗場山 (2,145m) |
2012年10月07日(日)新潟県・長野県の県境に位置する苗場山(なえばさん)に登った。 前日は谷川岳に登り、越後湯沢に泊まり早朝に登山口の「かぐらみつまたスキー場」の駐車場より歩き始めた。 この日も登り始めは曇り、時々日も差していましたが、山頂付近はガスで展望なし。 下山を始めると雨も降りだした。 雨に濡れた岩の登山道と倒木で滑りながらの下山、ズボンもドロドロになりなんとか下山。 やっぱり天気のいい日の登山に限ります。 今年、最後の遠征も雨に降られた最悪の登山でした。 |
コース : 和田小屋~下ノ芝~中ノ芝~上ノ芝~苗場山~和田小屋 |
<山のコラム> ガイドブックより 民俗誌の先駆「北越雪譜」に登場する苗場山 「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり、登り二里といふ。-崚岳の頂に苗田ある事甚奇なり」 越後塩沢出身の鈴木牧之(1770~1842)は「北越雪譜」で苗場山登山記をこう著している。 初編3巻、二編4巻からなる「北越雪譜」は雪国の暮らしぶりを、自然や民俗行事などを通じて詳細に綴ったもので、江戸後期に広く庶民の間で読まれた。 また鈴木牧之は文政11年(1828)に苗場山西麓の秋山郷を訪れ、わずか一週間ほどの滞在中に秋山郷の生活をつぶさに観察し「秋山紀行」にまとめている。 その観察眼は、今日の民俗学にも匹敵し、「秋山紀行」と「北越雪譜」は、民俗誌の先駆として高く評価されている。 |