雲ノ平【日本最後の秘境と呼ばれる高層湿原】 



  

2007年7月22日(日)〜25日(水) 折立登山口より岐阜県と富山県の県境に聳える黒部五郎岳を登り、
雲上の楽園とも言われる雲ノ平をまわり薬師岳へ登り折立へ下山した。

あいにく前半二日間とも雨、ガスの中をカッパを着て歩いた。
雲ノ平から薬師岳へ向かう日は快晴。
雲上の楽園と言われる絶景を眺めながら薬師沢へ下り薬師岳へ登った。

薬師岳山頂からは槍ヶ岳を始め北アルプスの大展望は最高でした。







コース  

(22日):折立〜1,871m三角点〜太郎平小屋〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎

(23日):黒部五郎小舎〜三俣山荘〜黒部川源流〜雲ノ平山荘

(24日):雲ノ平山荘〜薬師沢小屋〜太郎平小屋〜薬師岳山荘〜薬師岳〜太郎平小屋

(25日):太郎平小屋〜折立 
      
      







2日目:黒部五郎小舎〜三俣山荘〜黒部源流〜日本庭園〜雲ノ平山荘



  

朝から大雨、出発の時に登山靴を乾燥機室に取りに行ってみると自分の靴が無い。
奥のほうに自分と同じメーカーの登山靴がひとつ残っていた他には登山靴は無かった・・・

前の晩に雨で濡れた靴を乾燥機室の一番手前のダンボールの上に置いた。
推測ですが、奥側に10足ほど横に並べていた靴の誰かが僕と同じメーカーだったので
手前に置いていた僕の靴を間違っての履いて行ったと思われます。
自分の靴はボロボロなので故意にとは思われませんが・・・・・

靴のサイズはEUサイズ43(27.3cm)なので間違った人はサイズが大きいはず、
かつ靴の紐の色、長さ、大きさも違っていたのだが・・・

仕方ないのでその靴を履いてみるもサイズが小さい、EUサイズ42(26.7cm)かと思われる
小屋の人に、もし連絡があれば僕に連絡して欲しいとお願いして大雨の中を出発した

雨の中を歩きながら考えると、
乾燥機室に靴を置くときに団体の靴が10足ほど並んで置いているので
その靴と離した別の場所に置けば良かったと反省。
たぶん間違った人も自分で靴を乾燥機室に置かず、団体の代表者が纏めて靴を乾燥機室に並べ
て置いたものと思われ、翌日本人が乾燥機室に靴を取りに行って間違ったものと思われる。





6:00 黒部五郎小舎
小舎からは急な樹林帯を登る
登山靴が小さいのですぐに親指の先が痛くなった(T-T )






大雨と足が痛いので三俣蓮華岳の山頂は諦め、巻き道へ
雪渓の中にある赤い印を頼りに歩きますが不明な場所もあり
探しながらゆっくり歩きました。

8:30頃に三俣山荘に到着。
小屋の休憩室にてストーブに当たる。
濡れたズボンとシャツを乾かした。

9:10頃、三俣山荘を出発。
登山靴は中敷(ソール)を取って履いたがあまり変化なし(T-T )
既に足の親指の爪は変色して痛い・・・・






9:50 黒部源流
雨と雪渓で増水している川を渡り急登を登り、雪渓の中を歩くこと1時間40分。
雨と急登で汗を掻いた後の雪渓歩きは寒く足も痛くなる・・・






11:30 日本庭園の雷鳥親子
突然目の前に雷鳥の親子(母親と子供2羽)が歩いていた、寒さを忘れザックからカメラを取出して撮影した。
後で写真を見ても何処に雷鳥のヒナがいるか分かりません、たぶんこれ?が子供だと思われます(^-^)






12:30  雲ノ平山荘
予定では高天原山荘まで行き温泉に浸かる予定でしたが、諦めてここに宿泊することにした。
山荘の人に高天原へは2:30程で行けると聞いたが事情を説明すると親切に相談に載って頂いた。
山荘の主人とアルバイトのSさんより
「スニーカーがあるので使ってください」と有難いお言葉を頂いた。
大事な靴をお借りする訳にいかないので丁重ににお断りすると、
Sさんの物で今はこのスニーカーは使ってないとのこと。
スニーカーを履いてみると少し親指の先が当たるが歩けないことはなく、お借りすることにした。
お返しする住所、電話番号をお聞きしお礼を言った。
本当に有難かった。
当初はキツイ靴を履いてゆっくり下山するか、サンダルでも借りようかとも考えていました。

この後は、寝るだけなので十分時間があり、外は雨なので小屋の中でビール・ビール・ウィスキー・・・・






夕方、雨が止んで山荘の外に出ると素晴らしい眺め、
水晶岳(黒岳:2,978m)、祖父岳(2,825m)
笠ケ岳(2,898m)、黒部五郎岳(2,840m)

素晴らしい景色を眺めながら、ゆっくり過ごした。
登山靴の件さえなければと・・ヤケ酒? いつもの事ながら呑み過ぎた・・・・

 雲ノ平山荘の布団は快適だったよ・・・・・
20時頃に爆睡・・・・










1日目へ戻る 3日目へ





戻る


inserted by FC2 system