北アルプス南部



  
 

2017年9月8日(金)~10日、北アルプス南部を歩いてきました。

8日:折立~太郎平小屋~薬師沢小屋~雲ノ平山荘

9日:雲ノ平山荘~高天原山荘~高天原温泉~高天原山荘~ワリモ北分岐~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘~黒部五郎小舎

10日:黒部五郎小舎~黒部五郎岳~北ノ俣岳~太郎平小屋~折立

8日の折立から登山時は大雨、2時間程登ると雨は止み青空が広がってきました。
その後は快晴、北アルプス南部の山々を満喫できました。

ロングコースでしたが無事に歩き通せ、雄大な山々の展望が楽しめた山歩きでした。
次回はもっとゆったりと高山植物の咲き誇る頃に山歩きを楽しみたいと思います。





コース : 折立 ~ 太郎平小屋 ~薬師沢小屋 ~ 雲ノ平山荘 ~ 高天原山荘 ~ 鷲羽岳 ~ 三俣山荘 ~ 黒部五郎小舎 ~ 黒部五郎岳 ~ 北ノ俣岳 ~ 太郎平小屋 ~ 折立








9月8日(金)


7;07  折立

折立へは有峰林道を利用しますが時間規制があります。
2017.9.9時点では通行可能時間帯:6:00~20:00、小型車通行一回限り:1,900円

大雨でしたが距離も長く早立ちに越したことはないと思いカッパを着て登り始めました。
樹林帯の急登を黙々と一人で歩きます(;_;)
いつも登り始めに思うことは’何でまたこんなしんどいことやっとるんや・・・’
とブツブツ呟きながら歩いてます。










9:10 青空が広がり天気予報通りです。

少し紅葉も始まり秋を感じさせます。



 
 





11:07 太郎平小屋(2,330m)

雨が上がり青空が広がり薬師岳(2,926m)も雄大に眺められます。
折立から4時間登り北アルプスを歩いていることを実感させられます。

しかしここでトラブル発生!
この写真を最後にスマホのカメラボタンを押すと
「カメラを起動できません!」の繰り返し、
スマホを再起動すると画面が真っ白となり後はボタン操作も不可能となりました。

電池パックやミニディスクを抜き差しを試みましたが裏ケースの開け方さえ分からず・・・・
機種変更して一か月まさかこんなことになるとは(T_T)
結局諦め、後はミラーレス一眼で写真を撮ることにしました。



   
 
 





13:30 薬師沢小屋

薬師沢中俣を下り薬師沢小屋へ
事前に小屋に予約をしてましたが到着時間が予想より早かったので受付に相談しました。
折立出発の時間を確認すると後2時間10分で雲ノ平山荘に行けますよと言われ予約をキャンセル。

受付の若い男性は嫌な顔もせず、これから登るコースのアドバイスをして頂き好感が持てる方でした。
たぶん責任者、上司の教育指導もいいのかなと勝手に思いました。
小屋の写真は撮り忘れましたが、ここからが急登地獄の始まりでした・・・・



 
 
 
 






15:10 アラスカ庭園

薬師沢小屋から約1時間40分の急登、地図上ではCT2:40となってました。
足腰フラフラとなりました(;_;) 山荘まではまだまだあります。

15:30 奥日本庭園

15:45 雲ノ平山荘(2010年リニューアル)

本日の宿泊客は11名、10名用の部屋を一人で使用させて貰いました。
夕食まで外で雨に濡れたカッパ等を干し、缶ビール(500ml800円)を飲んで過ごしました。

夕食は17時から、メニューは石狩鍋、自炊の人を除くと9名で食卓を囲みました。
食後は「黒部源流の人々」というスライドショーがありました。
お腹一杯になると登山の疲れか爆睡しました。
目覚めるとまだ1時!
19時頃には寝ていたからか早く目覚め過ぎでした。
スマホも壊れてたので5時までが長かった~





 
 
 

 





9月9日(土)


6:05 雲ノ平山荘出発

今回の登山目的である高天原温泉に向かいます。
山荘から30分程歩いた関電の無線塔辺りで登山道を見失いウロウロ、
少し戻って登山道の〇印を発見し一安心、少し北側を歩いてました。










8:05 高天原山荘(2011年8月にリニューアルされた)

雲ノ平山荘から高天原峠まで約2時間、
最後の方は急な木の梯子の連続、登りはかなりの急登となります。
途中すれ違ったのは一組とソロの女性のみ、
皆さん水晶岳の麓のコースを利用するのでしょうか?

山荘でタオルとバッチを買い入浴料(300円)を払い温泉へ下ります。





 

 





8:25 高天原温泉

貸し切り状態の高天原温泉、
初めてなので場所が良く分かりませんでしたがまず露天湯を探しました。
川原に二ケ所あり上の露天湯が温めだったので入浴しました。
白濁の硫黄泉、温度は丁度いい、眺めもいい、ゆったり浸かり疲れを癒しました。

下側の露天湯は少し熱め、川に掛かる木橋を渡ると女性湯がありその少し上流に
「日本最奥の温泉 高天原温泉 からまつ露天の湯」の標識がありました。
ここには簡単な脱衣所があり、白濁した硫黄泉から川原の露天湯も眺められました。

湯から上がり帰り際に男性が一人来られたので記念写真をお互いに撮り合い小屋に戻りました。



 
 
 
 





9:15 岩苔小谷

水晶岳麓の谷沿いをワリモ北分岐目指して登ります。
天気が良いので暑い・・・
雲ノ平山荘の弁当、握り飯は固くパサパサで芯が残ってる感じでウインナーと豆のみ、
今回の弁当の当たりが悪かったのか? この日、弁当予約は私のみでした(T_T)

11:30 ワリモ北分岐



 

 
 
正面は薬師岳(2,926m)
 
祖母岳(2,825m)





12:30 鷲羽岳(2,924m)

山頂からの展望は抜群、後方は野口五郎岳方面、
鷲羽池とその向こうは大天井岳方面
小休憩の後は三俣山荘へ




 
 
 
 





13:20 三俣山荘

山荘前のベンチで鷲羽岳を眺めながら休憩、
ストックを置き忘れて歩き出し10分程して気付いてとりに戻った。
疲れが出てきたか? 黒部五郎小舎まではまだ2時間程掛かる。

黒部乗越手前の川で水を飲んだが冷たくて旨かった~  
雪渓の解けた水で冷たい


15:25 黒部五郎小舎着(2,350m)

今回は10人部屋に5名となった。
ツアー登山の団体があり沢山の宿泊者でした。
夕食は17:30、
小屋のベンチで缶ビール、後で知ったけど生ビール(1,000円)もありました。
外がだいぶ冷え込んできたのと歩き疲れもあり部屋で持参したウイスキーを飲みながら
明日の行動予定を確認してました。

夕食はソバ、豆腐、山菜料理、川魚料理、酢の物等、デザートはパイナップルも付いていて旨かった~

談話室で雲ノ平で出会った東京と福井からの登山者と色々な山話をしました。
私のスマホの障害の話をしたら東京からの方が充電器があるので一度試してみたらと言われ
充電してみると正常に画面が立ち上がり驚きました。
電池切れでリセットされた可能性があるみたいです。
カメラも正常に起動します。
小屋の電源で21時まで充電すると50%まで回復しました。
圏外なので日付時刻は違っていたので手動で修正、
東京の方に感謝です、ありがとうございました。



 

 
 
 
 





9月10日(日)


5:15 黒部五郎小舎

朝食は5時30分からの予定でしたが早めに準備して頂きました。
昨日も乾燥室にストーブがあり乾燥していなかったカッパも十分に乾燥しました。
とても親切な山小屋の対応に感謝です。
五郎のカールはとても急登です。

6:50 北ノ俣への分岐
ここにザックをデホしてカメラのみ持ち山頂を目指しました。




 

 
 
 





7:00 黒部五郎岳(2,840m)

山頂からは穂高連邦、槍ヶ岳も眺められました。
これから歩く北ノ俣岳への稜線、先ほど登ってきた五郎カールの登山道も眺められます。



 
 
 
 





9:00 赤木岳(2,622m)
赤木岳から北ノ俣岳へは気持の良い緩やかな尾根歩きです。

9:40 北ノ俣岳(上ノ岳)(2,661m)
黒部五郎小舎の弁当を食べました。
疲れた体に美味しい弁当、ご飯も美味しくおかずは濃いめの味付けでした。
ここからも暫く展望のいい稜線歩きが続きます。



 
 
 
 
 
 





11:30 太郎平小屋

北ノ俣岳からの稜線歩きは気もち良かった~!(^^)!
先行している二人も絶景を眺めてます。
赤いザックの若者は福井市から初めての北アルプス南部の登山とのこと、
雲ノ平山荘から水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳に登り黒部五郎小舎で再びお会いしました。
テント泊装備でしたが寒すぎて急遽小屋泊に変更したみたいです。


稜線歩きが長く太郎平小屋が確認できた時はホッとしました。
でもまだ折立への下山が待ってます。



 
 
 
 
 
 

11:50 太郎平小屋より下山

14:30 折立登山口


富山の奥座敷 亀谷温泉 薬師岳の湯 白樺ハイツ」へ
泉質は単純硫黄泉、下山後の入浴には少し熱かったですが汗を流し気持よかった~
入浴中に福井市の若者に声を掛けられ、お疲れさま~笑顔で別れました!


入浴後は立山ICより北陸自動車道に乗り尼御前SAでカツカレーを食べ仮眠して大阪に向かいました。





北アルプス南部のぐるりっぷ、10年前の2007年7月に逆回りで歩いてますが、
今回は日本で一番遠い温泉、高天原温泉に浸かることができ、思い出に残る山旅となりました。

快晴にも恵まれ日焼けした首周りが未だにヒリヒリしています。
次回は場所はまだ決めてませんが、露天湯のある山に登りたいと思ってます。











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