金峰〔きんぷ〕山(2,599m) ・ 瑞牆〔みずがき〕山(2,230m) |
2007年5月4日(金)「みどりの日」に金峰山(山梨県・長野県)と瑞牆山(山梨県)に登った。 「みどりの日」とは、 自然に 親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ国民の祝日 元々は昭和天皇の誕生日である4月29日で、昭和天皇が生物学者であり自然を愛したことから1989(平成元)年より「みどりの日」という祝日とされた。 2007(平成19)年より4月29日は「昭和の日」となり、みどりの日は5月4日に移動された。 このコースは通常、一泊二日の行程ですが日帰りで行ってきました。 天候は快晴。 金峰山はまだ残雪がありましたが、午後も雲が少なく遠望を楽しむことができました。 |
コース : 瑞牆山荘 〜 富士見平 〜 大日小屋 〜 金峰山山頂 〜 金峰山小屋 〜 富士見平 〜 天鳥川 〜 瑞牆山山頂 〜 富士見平 〜 瑞牆山荘 |
【増富の湯】 武田信玄が金を掘らせていた時に発見されたと伝わる増富ラジウム温泉郷にある町営の日帰り温泉施設。 浴室は広く、溶解成分の多い赤褐色をした炭酸水素塩泉の源泉風呂、薬湯、プールのような大風呂、サウナ、ジャクジーなどがある。 |
<山のコラム> 【金峰山】 金峰山は山頂に蔵王権現を祭り、修験道のメッカとして尊ばれた信仰の山である。 山頂付近に屹立する五丈石の岩陰からは、かって鏡、刀剣など修験道に由来する遺物が発見され、 古い物は平安時代の物まで含まれていた。 山梨、長野県境に位置し広大で豊かな樹林帯を擁する金峰山は、千曲川、荒川の水源でもあり 奥秩父の盟主と呼ぶにふさわしい山である。 【瑞牆山】 瑞牆山とは難読山名の代表である。 甲斐の基本的史料として1814年に編纂が完了した「甲斐国志」には「子産岩」(こうぶいわ)の名が見つかる もともと地元では花崗岩の岩峰が林立する山容を指して「瘤岩」(こぶいわ)と呼んでいた。 それに子産岩の字をあてたと考えられる。 また、「甲斐国志」には「瑞塁」(みずがき)との記述もある。 これは東に接する金峰山から眺めた景観と思われ、金峰山へ登ると北西へ延びる尾根の端に、岩か城壁の ような姿で瑞牆山が聳えるのである。 明治38年(1905)当時の山梨県知事の武田千代三郎が瑞牆の字をあてたとされ現在の山名に定着したと言う。 |