笠捨山 (1,352m)  


 

2005年05月21日(土) 大峰山南端の双耳峰からなる笠捨山(1,352m)に登った。

笠捨山へは去年の11月に一度登ろうとしたことがある。
でもあの時は台風により国道が通行止めのため大台ケ原に変更した。
今回は天候にも恵まれ、アケボノツツジ、シロヤシオ、シャクナゲなど綺麗な沢山の花々と大峰南端の原生林と雄大な大峰山系の眺めが堪能できた。


コース:
白谷トンネルの登山口 〜 行仙岳(1,227m) 〜 行仙宿山小屋 〜 笠捨山 〜 折返し登山口





登山口10:10 登山口
登山口の白谷トンネルは国道425号線にある。
奈良県の下北山村から十津川村まで一車線の林道だ。
この国道は到る所で土砂崩れの復旧工事がされており大型車両は通行できない。大阪から約3時間ほどかかって到着した。先着は車が1台駐車していた。
(*写真をクリックして下さい。全ての写真はサムネイルで作成しました)



南奥駈道との分岐11:00 南奥駈道との分岐
登山口からは関西電力の鉄塔が沢山立っているその下を登る。
関電が保守のために整備したのか鉄の階段が至る所にある。
登山口よりほぼ1時間ほどで南奥駈道と合流する。
右に5分ほどで行仙岳に登った。



行仙岳 行仙岳
11:10 行仙岳の山頂
行仙岳(1,227m)にはNTTの無線塔やNHKの中継塔がある
ここから南奥駈道の分岐へもどり、行仙宿山小屋を目指す。
南奥駈道の稜線なので大峰山系の景色が良く見える


行仙宿山小屋行仙宿山小屋11:30 行仙宿山小屋
佐田辻に建つこの山小屋の中には大きな囲炉裏があった。 小屋の中は綺麗に掃除され、土間のカマドには釜もセットされている。多くの登山者が利用しているのだろう。
帰りには宿泊者もいた。管理人が常駐していないので自炊となるようだ。宿泊料1000円と書いていた。


   

11:55 行仙宿跡
銀竜草と満開のシャクナゲ
小さい銀竜草は沢山見かけた
行仙宿跡 銀竜草 シャクナゲ シャクナゲ


シロヤシオとアケボノツツジ。白と赤の色合いが素晴らしい。
シロヤシオは満開に近い状態で沢山見かけた。
大峰山系の山々、大台ケ原方面は少し曇っていたが素晴らしい眺めだ。
ツツジ シロヤシオ シロヤシオ 大台ケ原方面


  笠捨山 笠捨山 笠捨山

13:10 笠捨山の山頂
登山口からほぼ3時間。
暑さと最後の急登で汗ビッショリとなった。山頂からの眺めは少しガスがかかっていた。20分程して下山した。


新緑の笠捨山 ブナの木
15:40 登山口
途中で出合った登山者は3組のみ。
大きなリュックで大峰奥駈を縦走していたり、花の写真を撮っていた。
大峰奥駈も世界遺産となったのでこれから登山者も多くなることでしょう。
新緑の笠捨山の稜線とラクダのようなブナの原生林です。

下山後は下北山村にある「下北山温泉 きなりの湯」に浸かり汗と疲れを癒した。






【山の由来】 <ガイドブックより>
「大和名所図絵」には「・・千種岳に至る。一名仙ケ岳といふとぞ。また笠捨山とも名づく、姥捨山に連れるをもって名とするとなり・・・」と記され、笠捨山の名は吉野から熊野へ辿る逆峰の道で、この山で過ぎてきた山々を振り返って笠を捨てたので、この名がついたらしい。



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