飯豊山 (2,105m)
  

2009年8月4日〜6日 福島、山形、新潟の3県にまたがる飯豊山(2,105m)に登ってきました。

飯豊温泉にある飯豊山荘の駐車場に車を止め、梶川尾根を登り、北股岳、烏帽子岳、御西岳、飯豊山と縦走、
大ー尾根を下山するコースとしました。

下山する大ー尾根は地図でも点線であり、上級者向きとありましたが、登山道が草刈され整備されていると
聞いたので利用しました。
実際に歩いてみるとやはり上級者向き、コースは長く水場も無く、藪も多く、起伏の激しい厳しいコースでした。

門内小屋から飯豊本山小屋までの稜線歩きは景色も綺麗で高山植物も豊富で楽しい山歩きが出来ました。




コース

(1日目):飯豊山荘〜梶川峰(梶川尾根)〜扇ノ地紙〜門内小屋〜門内岳〜北股岳〜梅花皮小屋(泊)
(2日目):梅花皮小屋〜梅花皮岳〜烏帽子岳〜御西小屋〜御西岳〜飯豊山〜飯豊本山小屋(泊)
(3日目):飯豊本山小屋〜飯豊山〜宝珠山(大ー尾根)〜温身平〜飯豊山荘

      






今回、飯豊山に登ろうと決めた理由の一つに、平成15年(2003年)9月に一冊の本を取り寄せた。
「俺の飯豊山」(著者:藤田栄一)、見返りベージに「山は心のふる里」と自筆のサイン入りでした。

この本を読み「飯豊山」に登りたいとずっと思っていました。
登山コースについては山形県小国町の飯豊温泉からと決めました。

本の中には「マタギ」の記事もあり、飯豊連峰における熊追いの歴史が詳しく紹介されてます。
著者の藤田さんにお会いし色々な話を聞きたかったのですが、帰りにお伺いした際は不在でした。

今回はこの思いもあり、3日に大阪を出発、名神高速、米原より北陸道と乗り継ぎ中条ICで降り
R7〜R113へと進み山形県小国町小玉川にある飯豊温泉川入荘に前泊しました。




1日目(8/4)


5:45 梶川尾根の登山口

飯豊山荘の駐車場より歩き始める。
立ち入り禁止看板の右側を抜けて橋を渡ると梶川尾根の登山口となる。
いきなり急登の始まりです。

急登を1時間程登り尾根道より見下ろすと飯豊温泉が眺められた。
 
 





10:30 五郎清水

休憩を含め、登り始めて既に4時間45分、暑くてバテバテでした。
水量の豊富な冷たい水がとても気持ちよかった。
暑いので2L程水を確保しました。







12:30 梶川峰

周りはガスで展望なし。
ここから扇ノ地紙までは綺麗なお花畑でした。




タカネマツムシソウ

クルマユリ

ハクサンフウロ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

チングルマ

ニッコウキスゲ

ヒメサユリ





13:40 扇ノ地紙

門内小屋へ向けての稜線歩き、まだ雪渓が沢山残っていました。







14:20 門内小屋、門内岳の山頂

まだ時間が早く雨も降りそうにないので、
予定通り梅花皮小屋まで向かいました。







15:40 北股岳(2,024m)

少し青空も見えましたが相変わらずガスの中でした。
ガスの切れ間から、歩いて来た稜線です。







16:30 梅花皮小屋

夏季のみ管理人が常駐しますが、避難小屋です。
食事や寝具(シュラフとマット)は持参です。
水はすぐ近くに豊富な「治二清水」があります。

早朝から休憩も含めてほぼ10時間歩きました。
小屋の缶ビール350mlは800円で缶は持帰りです。

小屋の中は団体を含め30人程です。
高いビールを飲みながらの夕食、いつものアルファー米にカレーです。
ペットポトルで持参したウイスキーをシェラカップに入れ
冷たい水割りでチビチビ遣ります。

ここは虫(プヨ)が多く、夕方小屋の外に出たらブヨの大群に襲われ、
体中刺されました。
これまでの経験より虫刺されの軟膏を持っていたので数十ヶ所塗りました。
寝る前は痒み止めも飲み熟睡しました。
でも虫刺されはまだ完治しません・・・・









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