針ノ木岳(2,821m)



  

2013年10月11日(金)、12(土)富山県と長野県にまたがる針ノ木岳から後立山連峰を縦走しました。

11日は蓮華岳に登り針ノ木小屋に一泊。
12日は針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳と縦走し柏原新道を下山しました。
予定では種池山荘か冷池山荘に泊まる予定でしたが紅葉シーズンの連休でもあり団体登山者も多く、小屋泊を諦めて下山しました。

翌日の13日は快晴だったので鹿島槍ヶ岳へ登れなかったのが少し残念でした。
でも山小屋の混雑にはもう懲りているので諦めて良かったと思ってます。

登る時と下る時は雨でしたが縦走中は雨も降らず稜線の山歩きを楽しめました。

今年も北アルプス最後の山歩きとなりましたが思い出に残る楽しい2日間でした。






コース

1日目 : 扇沢~大沢小屋~針ノ木峠~蓮華岳~針ノ木峠(針ノ木小屋)
2日目 : 針ノ木岳~スバリ岳~赤沢岳~鳴沢岳~岩小屋沢岳~種池山荘~扇沢

      





1日目
(10/11)



7:50  扇沢

10日(金)21時に広島出張から帰りすぐに出発しました。
天気予報は曇り雨、降水確率40%でした。

扇沢にある無料駐車場に3:30到着して仮眠。
目が覚めると小雨・・・

コンビニで買ったサンドイッチを頬張りながらどうするか思案・・・
出発時間を遅らせて登ることにしました。

扇沢の関電トロリーバス乗り場は金曜なのに始発前から多くの観光客、登山者が並んでました。

その横の登山口から登ります。



 







針ノ木自然歩道の紅葉

小雨の中、紅葉を眺めながらゆっくり登ります。
登山道はあちこちで工事中、看板を目印に歩きました。





 
 





9:00 大沢小屋

小屋の手前には湧水があります。岩場の上部から一年中湧いており冷たく美味しい水でした。
大沢小屋は営業終了しており雨宿りする場所もなくそのまま素通り。
小屋の横には百瀬慎太郎のレリーフがあります。










針ノ木雪渓

雪渓は少なく迂回路の印があるので迷うことはありません。
小雨に濡れたナナカマドは綺麗です。

沢に架かる丸太橋は滑るので少し緊張しました。
この頃から雨も上がり青空が見えてきました。





 
 
 
 
 
 





11:10 最終水場

水を1.5L確保して昼食。
ナナカマドの赤と青空と山の稜線(赤沢岳、鳴沢岳方面)が綺麗です。
登ってきて良かった~(^o^)





 
 





12:05 針ノ木峠

針ノ木雪渓を登る最後のジグザグな長い登山道はキツカッタ~

針ノ木峠には針ノ木小屋があります。
宿泊の手続きをして蓮華岳に向かいます。












蓮華岳への稜線歩き

時々強風で歩くのが大変でした。でも景色は絶景!
スバリ岳、赤沢岳の向こう側には立山、釼岳も眺められます。





 
 





13:40 蓮華岳(2,799m)

天気が良いので360度の絶景です。

山頂は1人きり、静かな山頂で山座同定を堪能しました。
大自然の稜線歩きは最高の気持ちです。やっぱり山はいいね。「また、山においでよ!」と呼びかけられている気持ち・・


針ノ木小屋の宿泊客は掛川市から来た4人の団体さん同室でした。
夕食はハンバーグ定食とビール。
その後、持参の焼酎の水割りをチビリチビリ飲んでいたら疲れもあり19時頃には爆睡してました。
途中、目覚めたらまだ0:30。風の音が煩かったけどしっかり4:00まで熟睡しました。



 
 
 
大町市・美ヶ原方面

 
餓鬼岳・燕岳方面

 
北蔓岳・船窪岳方面

 
烏帽子岳・水晶岳方面

 
蓮華岳山頂・針ノ木岳方面

 
赤沢岳・釼岳方面

 
爺ケ岳・鹿島槍ケ岳方面

 
蓮華岳より針ノ木岳への稜線歩き











 2日目
(10/12)




6:30 針ノ木小屋

風の音で4時頃目が覚めた、小屋の発電機は4:30頃稼働し明かりが灯った。

5:30より同室の5人で朝食、
4人の団体さんは種池山荘まで縦走するとのことで6時に出発していた。
準備をして水をしっかり補給し6:30出発。
朝は風は強いが天気は良かったのだが・・・



 
 
 
 





7:07 針ノ木岳(2,821m)

針ノ木岳の山頂に着くとガスが多くなった、ガスの切れ目から縦走路が眺められた。
風が強くこれからの稜線歩きが思いやられる。
4人の団体さん(男性1、女性3)はヘルメットにカッパを着て準備万端、
針ノ木岳の途中で先に行かせて貰ったが、種池山荘への到着は遅くなるだろう。




 
 
 
縦走路のスバリ岳

 
船窪岳方面






7:45 スバリ岳(2,752m)

眼下には黒部湖が雄大に眺められたが、強風で眺めを楽しむ余裕は無かった。
針ノ木岳からスバリ岳へは黒部湖のある富山県側を歩く強風の岩場の稜線歩きで飛ばされそうだった。



 
黒部湖

 
針ノ木岳

 
眼下には黒部湖

 
縦走路の赤沢岳






9:00 赤沢岳(2,678m)

スバリ岳から赤沢岳は富山県側は相変わらず強烈な風だが、所々長野県側の稜線もあったので一息つけた。
山頂も強風だったので写真を撮るとすぐ先に進んだ。



 
スバリ岳

 
赤沢岳

 
黒部湖

 
山頂






9:45 鳴沢岳(2,641m)

赤沢岳から鳴沢岳の間で種池山荘から針ノ木山荘に縦走する登山者3組と擦れ違った。
鳴沢岳も強風とのこと、縦走路の中間点あたりか?



 
 





10:15 新越山荘    11:00 岩小屋沢岳(2,630m)

新越山荘は営業を終了していた。小屋の前で弁当のおにぎりを1つ食べ元気回復!
この頃からポツポツ雨が降ったり止んだり
上だけカッパを着て歩き始めた




 
 
 
 





12:00 種池山荘

ハイマツ帯の稜線歩きだったが風は弱くなった気がした。
歩きやすい登山道、予定より早く種池山荘に着いた。
小屋に入って宿泊状況を聞くと予想以上の人とのこと、続々と団体さんが到着してくる。
下山することに決めると雨も強くなってきた。
下山途中は多くの登山者と擦れ違うも山荘は相当混雑するだろう。



 
 
 
 





14:20 爺ケ岳登山口(柏原新道)

予定よりかなり早く爺ケ岳登山口に着いた。
15分程歩いて無料駐車場に戻ると連休なので満車となっていた。


今夜の宿泊場所を確保するため扇沢の前にある扇沢総合案内センターで探して貰った。
大町市内のホテルは満室、民宿なら空いてるところがあると言うのでお願いした。
大町温泉郷「薬師の湯」で汗を流して本日の宿、民宿「大西荘」に向かった。
リンゴ農家の民宿、部屋は8畳と広かったが、左右の部屋が家族連れで賑やか、
宿泊できただけでも良かったと思い夕食後は爆睡




 
 












民宿「大西荘」で目覚めた朝は快晴でした。
朝から薬師の湯にゆっくり浸かり昨日の疲れと筋肉痛を癒しました。

安曇野インター近くの「大王わさび農場」で土産を買って帰阪しました。
土産は「わさびおかか」「わさびせんべい」「わさび沢庵」など
特に前回も食べた「わさび沢庵」はお勧めです。









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