恵那山(岐阜・長野県境) 2003年6月28日

2003年6月28日、島崎藤村の「夜明け前」にも登場する岐阜県と長野県の県境にある恵那山に登った。
中央アルプスの南端にあたり堂々とした山容を横たえており、標高は2,191mとなっている。

ルート:神坂峠 〜 鳥越峠 〜 ウバナギ 〜 大判山 〜 天狗ナギ 〜 恵那山


登山口
8:40 
前日の午後に大阪を出発。前日は曇り空だったが雨になる天気予報だ。今回の同伴者Kさんは雨でも登る気は満々だ。
車で神坂峠登山口を探すのに手間取り出発時刻が少々遅くなった。
雨対策のカッパを着ると蒸し暑くてとても登る気にはなれなかったが、Kさんの後に続いて登り始めた。

鳥越峠
9:10 (1回目到着)  11:00(2回目到着)
ここで恵那山方面は右へ曲がるコース。どう血迷ったか我々2人は左に曲がるコースへ歩き出した。標識もなく、平坦な道が続く・・・・
何か変だと思いながら林道の見えるコースを1時間ほど歩くと突然林道に飛び出した。雨の中、地図を確認。峠で方向を間違ったことに気づく。またもとの鳥越峠へ引き返す。ロスタイム2時間(;_;)
気を取り直し再出発。今度は地図を見ながら慎重に進んだ

大判山
12:00 
大判山に到着。 晴れていたら展望がいいらしいが、ご覧の通り霧の中、展望ゼロ。 雨も止む気配なし・・ ここで小休止の昼食。 暫く休憩したいると顔の周りに何やら小さい虫が沢山いる、蚊の大群だ! タオルで顔を覆うもいっぱい寄ってくる、休憩どころではない!
食事もそこそこに出発した。 
この登山コースは途中に水場が無い。だからリュックが重い・・・

天狗ナギ
14:15
雨の中、2時間ほど登り「天狗ナギ」に到着。 登山靴の中に水がたまり、グチャグチャ音がする。しかも重たい・・・。 足元を確認すると「レインスパッツ」をカッパの外側に出している。カッパから流れ落ちる雨がスパッツの内側を流れ靴の中に溜まったのだ! どうしょうもないのでそのままの状態で山頂に向う。ダラダラとした登りが続く・・・

避難小屋       避難小屋

14:50 恵那山避難小屋に到着。 左は最近建ったトイレ、とても綺麗です。 右は避難小屋。
中は綺麗に掃除されていて快適に宿泊できそう。 本で紹介される登山コースはここで一泊するのが普通です。

山頂
15:00
恵那山山頂に到着。 雨の中、6時間20分の登山。疲れた・・・
今からまた登って来た道を下山するかと思うと気が重くなる。
15分ほど山頂に居たが、雨が上がらず下山することにした。
下りは早く3時間ほどで駐車場に到着した。時間は18:00前だった。


今日のような豪雨の登山を始めて経験した。幸いに温度は低くなくむしろ暑いほどだったので雨による体温低下は無かった。食料や水を多めに持って行ったことも安心感があった。ただ、途中で道を間違い、その間違いに気づくのが遅れたことは反省点だ。いくら雨でも、こまめに地図を確認し間違ってないか念を押すことを忘れないようにしたい。とても良い経験になった山行きでした。


恵那山は天照大神(あまてらすおおみかみ)の胞衣を山頂に納めたという伝説から、
古くは”胞衣(えな)山”とも呼ばれ、また山頂部の緩やかな稜線の美しさから”鍋づる””船覆(ふなぶせ)山”と言う呼び名もあった。(登山ガイドより)

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