大普賢岳(奈良県) 2003年11月05日

過去の山行記録 2001.07.22

岩壁を染め上げる紅葉を楽しむために、奈良県大峰山脈の大普賢岳(1,780m)に登った。
過去に一度登ったのは大普賢岳への往復だった。
今回は大普賢岳より水太覗、国見岳、七曜岳と登り、無双洞と底無井戸を巡り和佐又ヒュッテに戻るコースにチャレンジした。

コース:
和佐又ヒュッテ 〜 和佐又のコル 〜 日本岳のコル 〜 小普賢 〜 大普賢岳
大普賢岳 〜 国見岳 〜 七曜岳 〜 無双洞 〜 底無井戸 〜 和佐又ヒュッテ



和佐又ヒュッテの登山口
登山口

9:15 和佐又ヒュッテの登山口

自宅を朝7時に出発、R309で五条市へと抜ける。
途中コンビニで昼食とビールを買い込みR169にて和佐又ヒュッテの駐車場に停めた。
自宅からの所要時間は2時間ほど、駐車場には既に4、5台の車が止まっていた。
登山の準備(靴を履くのみ)をして和佐又ヒュッテで登山届を提出して水を補給して登り始める。駐車料金は500円だった。


和佐又のコル
和佐又のコル

9:33 和佐又のコル
朝は晴れ間も見えていたが、次第に雲が多くなってきた。
大普賢岳は雲に隠れて見えない、ブナ林の中に所々紅葉がある。時期が少し遅かった気がする。
平日(水曜)なので登山者も少ない。ブナ林の尾根をゆっくりと登っていった。


シタンの窟

シタンの窟
指弾ノ窟
朝日窟

朝日窟
朝日窟
笙ノ窟

笙ノ窟
笙ノ窟
鷲ノ窟

鷲ノ窟
鷲ノ窟

10:00 指弾ノ窟(したんのいわや)  
10:05 朝日窟
10:10 笙ノ窟(しょうのいわや)
10:16 鷲ノ窟(わしのいわや)
登山道は絶壁の裾を絡んで登る。
笙ノ窟は不動明王がまつられ修験道では重要な行場のひとつだそうです。

日本岳のコル
日本岳のコル
石ノ鼻への鉄の階段
石ノ鼻への階段
石ノ鼻
石ノ鼻

10:22 日本岳(文殊岳)のコル
ここからは狭い尾根の鉄梯子を数回登り「石ノ鼻」(写真右)の岩場に出る。
ここは晴れていたら大台ケ原を一望できる、残念だが今日は雲の中だ。
ここから更に急な鉄階段を数回登り、大峰奥駈け道に合流する。

大普賢岳の山頂
大普賢岳の山頂

11:15 大普賢岳の山頂

和佐又ヒュッテから2時間ほどで山頂に到着。
ガスがあるので昼食の準備(コンロで湯を沸かすだけ)をしながら晴れるのを待った。
コンビニで買った味噌ラーメンとおにぎり2個を食べる。
時々ガスの間から山上ケ岳や稲村ケ岳が眺められる。
これから登る国見岳とその向こうに行者還岳も眺められた。
残りのお湯でコーヒーを作った、山頂で飲むホットコーヒーはいつも最高だ!
12:00 水太覗に向けスタート


石楠花の稜線歩き
シャクナゲの登山道
水太覗
水太覗
稚児泊
稚児泊
国見岳
国見岳

12:15 水太覗(みずふとのぞき) 
水太覗への登山道は石楠花の木が多い。来年の春、石楠花のシーズンにはまた登ってみたい。
水太覗からの展望は少しガスがかかっているが大普賢岳の全貌が眺められた。
紅葉は麓の方の林道当たりが素晴らしい。
12:50 稚児泊 コケに覆われた岩が大峰山系らしく感じた。
13:08 国見岳(1,655m) 


七曜岳からハ経ケ岳方面
南(左側)が八経ケ岳と弥山、北(右側)は稲村ケ岳と山上ケ岳

七曜岳
七曜岳(1,584m)
七曜岳
七曜岳より大普賢岳

13:25 七曜岳の山頂
ガスが晴れ天気が良くなってきて大峰山の全貌が眺められた。
休憩を兼ねて写真を撮る。相変わらずヘタな写真だ! 
大台ケ原への林道も見えるが潅木があり写真はうまく撮れなかった。
七曜岳の山頂は岩の頂き、東西の大峰の山々の眺めは最高にいい所だ!


行者還岳の分岐
分岐
無双洞
無双洞
無双洞
穴から水が噴出している

13:35 奥駈け道の行者還岳と無双洞の分岐。ここから50分ほど急な尾根道をひたすら下った。

14:25 無双洞に到着。 
洞窟から涌き出る冷たい水は美味しかった。
無双洞から底無井戸までは鎖場の急登、目印のロープを頼りにひたすら登る。

 底無井戸
底無井戸の看板 
 底無井戸
底無井戸 
 和佐又ヒュッテの紅葉
黄葉 

15:04 底無井戸
鎖場を登りつめると底無井戸に着いた。そっと覗きこむが井戸の底は見えなかった。
斜面にあり足場が悪い、急登での疲れもあり暫し休憩しながら覗きこむ。
ここから和佐又のコルに向けて緩やかな道を紅葉を楽しみながらゆっくり歩いた。

16:10 和佐又のコルに到着
帰りに五条市にある温泉’かもきみの湯’に浸かった。
ここの温泉は会社の上野さんに教えてもらったが近くにあり温泉も多く浴室も広い。
ゆっくり疲れを癒して家に帰った。


大普賢岳は靡(なびき)六十三番の行場で、金剛童子を祀り、昔は普賢の森、または紫雲山とも呼ばれた。東面から南面にかけて切り立った大岩壁と深い渓谷の景観はアルペン的で、春のシャクナゲと秋にはブナの黄葉が錦の衣をまとい、訪れる人を魅了する。  《ガイドブックより》

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